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工業立国にとってダイヤモンドは、国の命運を左右するほどの戦略物資だといえる。二次大戦中、アメリカがもっとも憂慮したことの一つは、工業用ダイヤの安定確保だった。当時のほぼ唯一のダイヤ供給源だったシンジケートはイギリス系の企業であり、ドイツがイギリスに侵攻するかどうかで戦局がひっくりかえることさえありえた。オランダが蹂躙される直前、研磨産業の中心地アムステルダム市内にストックされていたダイヤを潜水艦でイギリスに「避難」させた早業は、アムステルダム作戦と呼ばれている。かたや大戦中、連合国側から供給ルートを絶たれたナチスは、かなりのプレミアを払って密輸ダイヤモンドを買い集めていた。ヒトラーがどの民族を虐殺し、そのヒトラーに誰がダイヤを供給して大儲けしたかは、歴史の深部に横たわる暗い秘密である。
"(via yaruo)